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通信等の傍受の告発 スノーデンの経歴と告発の経緯とその後

通信等の傍受の告発 スノーデンの経歴と告発の経緯とその後
映画/ドラマ
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アメリカ政府・米軍・NASの内部告発者

ダニエル・エルズバーグ1971年 ベトナム戦争に関するアメリカ国防総省の極秘研究「ペンタゴン・ペーパーズ」を暴露
チェルシー・マニング2010年前半、イラクで情報分析官の任務に就き、機密情報を漏洩させた
スノーデン2013年、NSAがメールや通話など膨大な個人情報収集していることを告発

アメリカの諜報機関など

CIA中央情報局
NSAアメリカ国家安全保障局
FISA外国情報監視法
FBI連邦捜査局

スノーデンが関わったプログラム名(映画より)

XKEYSCORE検索システム
PRISM通信監理プログラム(XKEYSCOREで検索→PRISMにより情報を得られる)
エピックシェルター情報をバックアップする
エピックシェルター外国での情報伝達プログラム(情報を無人機に送る)
ハートビート集中型データベース(エピックシェルターで集めた情報をインデックスする)

スノーデンがバックアップ用として構築したエピックシェルターは、情報伝達プログラムとしてドローンでの爆撃に使われた。

2012年 NSA長官アレグザンダー

2012年 NSA長官アレグザンダーの公聴会での発言

  • NSAは国民の携帯電話を傍受していない
  • Google検索・メッセージを傍受してない
  • Amazonでの注文・口座記録は傍受してない
  • 国民の通信や情報を傍受する際、裁判所の許可が必要

2013年、世界中の様々な情報を傍受していたことが暴露される。

ダニエル・エルズバーグ

生まれ1931年
任務1964年 アメリカ国防総省/ゲリラ対策顧問としてベトナム戦争に参加
告発1971年 国防総省秘密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」を暴露
告訴スパイ防止法に基づく国防機密漏洩罪
判決公訴棄却

チェルシー・マニング

生まれ1987年
任務2009年 陸軍部隊 イラクの情報分析官
告発2010年前半 機密情報を漏洩させる
告訴2013年6月 スパイ活動法など
判決有罪 刑期35年/2017年オバマ大統領の恩恵を受ける

エドワード・ジョセフ・スノーデン

2013年告発当時、29歳。

生まれ1983年
任務2005年 NSA
告発2013年6月4日 NSAの膨大な個人情報収集
告訴2013年6月10日 スパイ行為、窃盗、国有財産の横領
判決ロシアに亡命
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スノーデンの経歴

エドワード・ジョセフ・スノーデン(Edward Joseph Snowden)

  • 祖母 軍人・FBI
  • 父 アメリカ沿岸警備隊
  • 母 ボルチモア連邦裁判所で行政・情報技術担当の首席副書記官
  • 姉 弁護士

幼少期を過ごしたエリザベスシティには沿岸警備隊最大の空軍基地と海軍基地がある。

2005年から2007年までCIAの職員として勤務、その後、民間の契約スタッフとして勤務。ブーズ・アレン(政府コンサルティング会社)やDELLからCIAやNSAに派遣された。

1983年ノースカロライナ州エリザベスシティで生まれる
ノースカロライナ州ウィルミントンで育つ
1999年アランデル高校中退(伝染性単核球症のため数カ月休学)
1999年アン・アランデル・コミュニティ・カレッジ 計算機科学を専攻
GED(中等教育修了証)を取得
2001年メリーランド州のエリコットシティへ(両親の離婚)
2001年Ars Technica へ投稿
2004年アン・アランデル・コミュニティ・カレッジ
2005年5月7日入隊 フォート・ベニング駐屯地
2005年9月28日訓練中の両足の骨折で除隊
2005年メリーランド大学言語高等研究センターキャンパス内のNSAセキュリティ専門家として仕事を得る(センターは米国諜報機関と連携しており、高度な言語訓練を受けられる)
2006年CIAでコンピュータセキュリティに関連した任務に就く
2007年CIA ジュネーブの電気通信情報システム担当者として派遣
・XKEYSCOREを知る
2009年2月CIA退職 DELL入社
2009年DELL 横田基地のNSA関連施設へ派遣
・エピックシェルターの構築
2011年メリーランド州
2012年オアフのNSA支部へ派遣
・エピックシェルターの悪用?
・ハートビートの開発
スノーデンは監視されていることに気づく
2013年ローラにメールする(告発へ)
2013年5月NSAのデータをコピーし持ち出す

メリーランド州フォート・ジョージ・G・ミード

メリーランド州フォート・ジョージ・G・ミードには NSA(米国家安全保障局)の本部があり、スノーデンの母親の近所の人らはNSAで働いていた人が多かったとのこと。

NSAに隣接している国立暗号博物館には、映画の中で出てきた第2次世界大戦中にドイツ軍が使っていたエニグマ暗号機などの展示もある。

スノーデンとコンピューター

  • 学位はなく、MCSE(マイクロソフト認定ソリューション エキスパート)の認定資格を取得

※MCSEは2017年に廃止されています。

学位を持っていないにもかかわらず、彼はコンピューターについて驚くほど知識があり、人生のほとんどをオンラインで過ごしていたようです。独学みたいなものですね。

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Ars Technica でのスノーデン

  • スノーデンのユーザー名「The True HOOHA」(アニメサイトで使用していた名前)

2001年12月~2012年5月21日まで投稿

彼のArsへの最初の投稿は、彼自身のWebサーバーのセットアップ方法に関するものでした。

Ars Technica

「The True HOOHA」は熱心なゲーマーで、優れたITスキルを持っていた。投稿内容の年齢や学歴、職歴、写真などによりユーザー名「The True HOOHA」がスノーデンであることがわかるとのこと。

Ars Technicaは、科学技術や政治、社会全般に関するニュース及び意見などを紹介するサイトである。

wikipedia
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陸軍へ入隊

  • 2005年5月7日入隊~9月27日除隊

入隊試験は間違いは1問のみ。ジョージア州フォートベニングの米陸軍駐屯地で、訓練中に両足を骨折し除隊。

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2005年~CIA(中央情報局)

2005年、スノーデンはCIAの試験を受ける。

メリーランド大学言語高等研究センターキャンパス内のNSAセキュリティ専門家として仕事を得る(センターは米国諜報機関と連携しており、高度な言語訓練を受ける)

2006年 バージニア州CIA訓練センター「ザ・ヒル」での適性試験

  • CIAの教官であり上司 コービン・オブライアン

担当都市の全サーバー全接続して、秘密の通信網を構築、バックアップして、破壊して復元する試験。平均5時間かかる作業をスノーデンは38分で終えます。

コービン・オブライアンのスノーデンへ説得

20年後はイラクは見捨てられ誰も目を向けない。テロは短期的な脅威であり、真の脅威は中国やロシア、イラン。サイバー攻撃を仕掛けてくる。


60年間第三世界大戦が起きていない。世界中の集中情報施設が核戦争、テロ攻撃、サイバー攻撃を防いでいる。現在の戦場は世界中であり、戦闘の第一ルールは「敵に悟られるな」秘密保持が防衛となる。

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CIA スイス ジュネーブ(XKEYSCORE)

2007年、ジュネーブ。ジュネーブは外国人も多く、銀行家、国連事務局や多国籍企業の本社があり、あらゆるスパイの中心地でもあった。

スノーデンのジュネーブでの任務

  • アメリカ国連代表部に配属 CIAのネットワークセキュリティの維持(約2年間)

NSAのXKEYSCORE web Server(検索インターフェース)

スノーデンが「XKEYSCORE web Server」の存在を知る。

  • 「XKEYSCORE」は何でも検索できる
  • 通信監理プログラム「PRISM(プリズム)」
  • 世界中のメール、チャット、メッセージなど公開してない情報も見られる
  • PCの電源はオフでも、カメラを作動させることができる(イギリスのプログラム)
  • 「XKEYSCORE」には令状はいらない

XKEYSCOREの使用例

  1. キーワード「攻撃、ブッシュ」など入力し検索
  2. 「剛撃、ブッシュ」の言葉を使い発言した人が表示される
  3. 「PRISM」により、発言者の人物像もわかる

Google検索と同じだが、非公開の情報も見られる。

CIA工作員が金融機密情報を入手するためにスイスの銀行家を利用

スノーデンは、金融機密情報を入手するためにスイスの銀行家と親しくなり、銀行家の弱みを握り、銀行家を協力者にします。クレディ・スイス、JPモルガン、ドイツ銀行、世界貿易機関の人らとのパーティーで銀行家に声をかけます。

  1. Marwan Al-Kirmani (パキスタン人)と接触
  2. 「XKEYSCORE」でMarwan Al-Kirmaniの弱点を調べる
  3. Facebookより、娘がNADIMと付き合っていることがわかる
  4. NADIMは別名Nicolas、母親は不法滞在者←マロン氏の弱点

「XKEYSCORE」で検索すると、弱点まで探せる。

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2009年~DELL 横田基地(エピックシェルター)

2009年2月にスノーデンはCIAを退職、DELLに入社。2009年から2年間、日本 横田基地のNSA関連施設へ派遣されます。

エピックシェルターの構築

テロが中東の全大使館とNSAを焼き払ったとしてもデータはエピックシェルターによってバクアップされる。

日本を監視する

日本では国民の監視は違法だと断られるが、監視は実行された。

  • 日本の通信システムを乗っ取る
  • 物的なインフラも乗っ取る(送電網 ダム 病院など)

プログラム(マルウェア)を忍び込ませ、もし日本が同盟国でなくなったら、日本の通信網や送電網などストップできる。

世界中を監視するアメリカの目的(映画スノーデンより)

マルウェアはドイツやメキシコ、ブラジル、オーストリアにも。各企業のトップや市長も監視・追跡されていた。

監視する目的

  • アメリカがG8で優位に立つため
  • 石油会社を操つる
  • 非協力的な第三世界の市長を失脚させるため

テロは単なる口実で、目的は経済と社会を支配すること。

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2012年~オアフ島「トンネル」NSA工作センター

「トンネル」は、第二次世界大戦の秘密基地だった施設。

スノーデンのオアフNSA支部での任務

  • 新しいプログラム「ハートビート」の開発
  • NSAの暗号解読センターで中国の監視の反撃

NTOCで防衛担当、ROCは攻撃担当の部署。スノーデンはNTOC。

エピックシェルターの利用目的

スノーデンのがバックアップ用として作った「エピックシェルター」が別の目的で使われていた。

プログラム名「エピックシェルター」

  1. 無人機のアンテナがハードウェア(携帯電話やSIMカード)のIDを拾う
  2. ターゲットの位置を特定
  3. 爆撃

エピックシェルター

  • 外国での情報伝達・モサドやペンタゴンにも伝達できる
  • 誰にも気づかれず伝達できる

ハートビート(集中型データベース)を開発

副長官ジム・ローウェルの提案

エピックシェルターが情報を集め、ウェブポータブルで検索可能にする集中型データベース(インデックス)をと開発するようにと。(プログラム名はハートビート)

アメリカのデータ収集量(ハートビート)

3月のデータ収集量(メールやスカイプ)

  • フランス 7000万件、ドイツ 5億件、ブラジル 20億件、ロシア 15億件、アメリカ 31億件

爆撃について

標的はアフガン、子供が攻撃エリアに入り爆発。報告書には犬だと記載してあったが、その村で子供の葬儀があった。その家族へ攻撃の指示があり、家族全員死んだ。(政府の仕事は犯罪にならない)

ニュンベルク裁判

ニュンベルク諸原則は国連が国際法としてまとめ、仕事でも犯罪なら処罰されることになった。裁判官、弁護士、警官、警備員、仕事をしただけの人物も裁かれている。

スノーデンと恋人リンゼイの会話も盗聴されていた

コービン・オブライアンは、リンゼイと仲違いしていたことを知っていた。

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2013年 ローラへメールを送る

2012年12月1日、スノーデンはNSAを批判していたジャーナリスト グレンにメールを送るが、グレンがセキュリティソフトをインストールしなかったために、ローラへメールを送る。

2週間後の月曜にザ・ミラ・ホテル前のモールで。

僕はルービックキューブを持ってます。

※ローラとのメールのやり取りなどは、ローラ自身の作品ドキュメント映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」で見られます。

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NSAのデータをSDカードにコピーする

シリアの「ネット支配作戦」のコアルーターがクラッシュしたことで、部署内は混乱していた。混乱の中、スノーデンはハートビートのデータをSDカードにコピーし、SDカードをルービックキューブに埋め込み、NSA工作センターを出る。その後、病気療養のために3週間の休暇を取る。

落としたSDカードを同僚のパトリックが靴で踏んで隠してくれる。警備員にルービックキューブを渡し、警備員がルービックキューブで遊んでいる間に身体検査を通過、SDカードを外に持ち出すことができた。

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2013年6月4日 香港 ザ・ミラホテル

THE MIRA HOTEL のメンバー

  • ジャーナリスト グレン・グリーンウォルド(NSA批判していた人物)
  • ドキュメンタリー映像作家 ローラ・ポイトラス(自国の戦争について調べ、何度も空港で拘束された経験を持つ)
  • ガーディアン紙 イーウェン・マカスキル
  • 電子版ガーディアンの編集者 ジャナイン・ギブソン
2012年12月1日グレン・グリーンウォルドにメールを送る
セキュリティソフトを利用しなかったのでローラへメールを送る
2013年ローラ・ポイトラスにメールを送る
2013年5月ハートビートのデータをSDカードにコピー
病気治療のため3週間休暇を取る(持病てんかん)
2013年5月20日スノーデン 香港へ
2013年6月2日グレン・グリーンウォルドとローラ・ポイトラス 香港へ
2013年6月3日イーウェン・マカスキル THE MIRA HOTELへ
2013年6月4日ジャナインがFISA裁判所の令状を握っていると政府にバレる
2013年6月5日ジャナインと政府の電話会議

取材の録音はしないこと。ローラ・ポイトラスがカメラを回し、後にドキュメント映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」として公開された。

スノーデンが信頼できる者かの証明

スノーデンの外交用のパスポートと普通のパスポート、ビザ、NSAのID、CIAのID、国防情報局の行使用のID、NSA・CIAの元長官マイケル・ヘイデンと撮った写真で様々な職務に関わっていた証明品を見せる

スノーデンの要望

  • 氏名や特定事項、危険を招くことは伏せる
  • 大量監視されていることを国民に知らせる

スノーデンの目的は、データを一流記者に渡し、世間に公表して、国民に判断してほしい。スノーデンor政府、どちらが間違っているのかを判断してほしい。(スノーデンという人物に焦点を当てられることは望んでない。)

マスコミに放送された場合と報道されなかった場合の政府の対応

  • マスコミに報道された場合、スパイ活動法違反で政府はスノーデンを告訴する
  • マスコミに報道されなかった場合、CIAによる違法な取り調べを受ける

同僚が疑われないように敢えてログに痕跡を残してきたので、マスコミに報道されなくても、スノーデンはCIAに取り調べを受ける。接触した人ら(ホテルに居るメンバー)も追われることになる。

ガーディアンU.Sニューヨークオフィス

イーウェン・マカスキルは、ホワイトハウスの弁護士が相手となることを伝え、スノーデンの告発を記事にする許可を得る。

ジャナイン・ギブソン

  • ジャナイン・ギブソン 電子版ガーディアンの編集者

2013年6月5日、ジャナインは政府との電話会談でFISA裁判所(外国情報監視法裁判所)の令状を握っていると明言、政府は発表するなとは言ってないとのことで、告発へ踏み切る。

6月5日の東海岸の夕方のニュースに間に合うように。まずは大手通信会社ベライゾン社(NSAに協力していた企業)の記事を掲載する。

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2013年6月5日 NSAの通話記録の収集の暴露

ガーディアン ジャナイン

ニュース「暴露、NSAがアメリカ国民の通話記録を収集」

大手メディアが報道

秘密裁判所の令状により、オバマ政権はベライゾン社の顧客の通話記録を収集しているとイギリスガーディアン紙が報じたと。

2013年6月6日ワシントンポスト紙

アメリカ政府の監視プログラムについての報道

ワシントンポスト紙とガーディアン紙によれば、NSAとFBIはインターネット企業9社(Microsoft、Yahoo!、Google、Facebook、Skype、YouTube、Appleなど)のサーバーに直接侵入、音声、動画、写真、メール、文書、接続ログを収集し、人の移動や連絡先を追跡可能にしていると報道。

2013年6月7日 オバマ大統領

プログラムの暴走への懸念もわかるが、政府のプログラムを擁護。監視には制限があり乱用はないと主張。

2013年6月8日 イーウェン・マカスキル(ガーディアン)

秘密主義の機関の行いは脅威だと。世界中のプライバシー権とネットや政治の自由にとって脅威。スノーデンは人として暴露する義務を感じたと報道。

2013年6月9日 スノーデン

ブーズ・アレン社のアナリストでハワイのNSAに勤務しているスノーデンのインタビューを流す。

国民を抑圧する構造を作り、範囲を拡大している。国民に監視の是非を判断してほしい。犯罪と無関係でも監視されている。自分は全情報機関にアクセスでき、全監視システムを停止させることもできた。しかしそれが目的ではない。何故、自分が今の生活を捨てて暴露するか、この暴露で何が恐ろしいか、何も変わらないことが恐ろしい、数カ月、数年で事態は悪化、国民は反対できない独裁になる。

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6月10日 内部告発者スノーデン告訴される

スパイ行為、窃盗、国有財産の横領で告訴。アメリカは香港にスノーデンを拘束するように要求。スノーデンの逮捕には香港の許可が必要。香港と米国間には犯罪者引き渡し条約がある。

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スノーデン モスクワへ政治亡命

ロバート・ティボ(スノーデンの弁護士)は、スノーデンを国連に連れて行くと。しばらくの間、国籍がない人ら、国連による難民認定待ちの人らの家で匿ってもらう。

モスクワへ ウィキリークスのスタッフが同行

スノーデンは、ウィキリークスのスタッフが同行し、モスクワ行きの飛行機に乗る。

国務省

香港がスノーデンを逃がしたことに遺憾の意を表明

政治亡命者としてエクアドルへ行く予定だったが、パスポートを無効にされ、スノーデンは無国籍となり、モスクワ空港で立ち往生となる。

ロシアはスノーデンの逮捕を拒否

ケリー国務長官は憤る

モスクワの空港ホテルで30日間滞在した後、ウィキリークスの法律顧問ハリソンとホテルを出発。ロシアで1年過ごしたあと、スノーデンはロシアで3年の居住許可を得る。

スノーデン モスクワから中継

パスポートを無効にされたから、モスクワに居ると。内部告発者にスパイ活動法が適応される限りは、公正な裁判ならない。帰国して裁判を受けたいが不可能。

告発は正解だったか?

議論を始めるための情報があり、政府に疑問を呈し、説明を求めることが重要。アメリカはこの基本の上に成り立っている。国の安全を守りたければ、この基本を守るべき。

スノーデンはリンゼイとモスクワに居住。

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2014年 国内通話記録の大規模収集を停止

2014年3月27日 オバマ大統領

NSAによる国内通話記録の大規模収集を停止。

2015年5月7日 米国の連邦控訴裁判所

NSAによる通話データ収集は違法との判決を下す。5月13日、議会もNSAに反対。

2015年6月2日 オバマ大統領

2015年米国自由法に署名

米国自由法

通信監視活動に関わる政府の権限を抑制し、人権への配慮とバランスを 取る目的で制定された。

国立国会図書デジタルコレクション
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FISA裁判所(外国情報監視法裁判所)について

  • FISA=外国情報監視法

ブッシュ大統領

  • 令状なき通話傍受を強化(FISA裁判所)

裁判所を無視するのは合法か?

外国情報監視法とFISA裁判所(外国情報活動監視裁判所)

  • 憲法を尊重し、疑わしい者に令状を発行
  • 容疑者に通知しない場合もある

裁判は機密で放報道されない

FISA裁判所の令状とは

FISA裁判所にFISA令状を申し出、令状が許可されれば、監視、諜報活動を行うことができます。FISA裁判所は関連情報は公開されない秘密法廷なので法廷審理は基本的に非公開のため国民がその内容を知ることはほとんどありません。

リアルインテリジェンス
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ハンク・フォレスター(映画スノーデンより)

  • NSA(アメリカ国家安全保障局)でトップの成績
  • 対ソ連、砂漠の嵐作戦
  • インターネットのテロリストの対策
  • 「エド」を構築

「エド」1分間に数百TBのメールを読む解決策、国内と国外の通信を仕分け、標的以外の通信は読めないように暗号化するプログラムをハンクは作った。

「エド」の情報は諜報業界のためではなく、軍事産業が潤うために利用されていて、ハンクは法務部に訴えたが、結果、仕事を外される。

その2年後、911が起き、請け負い業者のプログラム、ベースは「エド」、しかしフィルターがなかったためにデーターの海ができて大惨事だった。

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監視プログラム「トレイル・ブレイザー」の告発

監視の悪用と範囲について問題だと訴える911以降、NSAは国民を監視するようになった。

NSA職員の内部告発者
ウィリアム・ビニー(NSAグローバル通信情報(COMINT)ディレクター)
J・カーク・ウィービー
エドルーミス
トーマス・ドレイク スパイ活動法違反

トーマス・ドレイクは、内部告発者への脅しのため告訴されたと。

スノーデンの書籍

スノーデン 日本への警告 (集英社新書)
携帯はあなたの情報を政府に知らせています。 世界を震撼させた元情報局員がわかりやすく解説する超監視社会の脅威 二〇〇一年九月一一日のアメリカ同時多発テロ事件以降、テロ防止の名の下に、アメリカ政府は技術発展の著しいインターネットを通じた大規模...
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スノーデンの映画

上記は実話を映画化した「スノーデン」の内容を中心に書いています。

映画
シチズンフォー スノーデンの暴露ドキュメント映画
スノーデン実話を映画化

シチズンフォー スノーデンの暴露

  • スノーデンの全記録 ドキュメント
  • 第87回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー賞受賞
  • 第49回全米映画批評家協会賞 ノンフィクション映画賞他
監督ローラ・ポイトラス
シチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)
イラク戦争についてのドキュメンタリー映画で高い評価を得る一方、米国当局からの監視や妨害を受けてきた気鋭の映画監督ローラ・ポイトラスは、2013年初め、“シチズンフォー”と名乗る人物から暗号化されたメールを受け取るようになる。それは、NSA(...

スノーデン

  • 実話を映画化
監督オリバー・ストーン
スノーデン俳優 ジョセフ・ゴードン=レビット
スノーデン(字幕版)
2004年、9.11後の対テロ戦争を進める祖国アメリカに貢献したいと考えて軍に志願入隊したスノーデンが、足に大怪我を負って除隊を余儀なくされる。失意のさなかCIAに採用された彼は、持ち前のずば抜けたコンピュータの知識を教官に認められ、200...
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スノーデン フランスへの亡命を希望

2019年9月14日のスノーデンへのインタビュー

エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者(36)がフランスへの亡命を希望していることが、14日に公表されたインタビュー内容で明らかになった。

「総じて最も残念なことは、米国の内部告発者が意見を聴いてもらえる機会がある唯一の場所が、欧州ではなくここ(ロシア)であることだ」と語っている。

これまでに十数か国から亡命申請を却下されたことで、その根拠や「われわれが暮らしている体制」に疑問を持つようになったといい、「内部告発者を保護することは敵対的行為ではない」と述べている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3244570
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2022年12月2日 スノーデン ロシア国籍付与のパスポート取得

2013年にロシアへ亡命した元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン氏が1日、ロシア国籍のパスポート(旅券)を受け取りました。弁護士がインタファクス通信に明かしました。

時事通信ニュース