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アカデミー賞と人種差別

cinema
映画/ドラマ
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アカデミー賞で人種差別?

2016年、アカデミー賞候補の発表で、演技部門である主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞、4つの部門のアカデミー賞候補者20人が2年連続全員白人だったことで、人種差別ではないかと批判されました。

この批判を受けて、1月24日、賞を主催する団体は選考を行う会員の人種や性別の構成の見直しを行うことを発表しました。

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映画芸術科学アカデミーの会員

アカデミー賞の選考に関わる会員とは、どのような人たちなのでしょうか?

オードリー若林が日本アカデミー賞を受賞した時に、受賞した人は日本アカデミー賞の会員になれると話していた記憶があります。

アカデミー賞は、映画芸術科学アカデミーの会員の投票により選考されます。会員にふさわしい業績を上げた映画業界人が会員になれるとされています。現在7000人ほどの会員がおり、日本人では故黒澤明監督、衣装デザイナーのワダミエさん、渡辺謙さん、高畑勲監督が会員だそうです。

今回、芸術科学アカデミーの会員の人種や性別の割合が問題になっています。数年前のL.A Timesの調査結果は以下でした。

  • 白人94%
  • 男性77%

2015年には、黒人俳優、アジア人監督、女性監督など、例年より黒人や女性の割合を多く招待されているようですが、更に見直しがされるようです。会員は、年末に多量のDVDが届き、投票に備えます。

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アカデミー賞を受賞した黒人俳優

主演女優賞はハル・ベリーさんだけです。

主演男優賞

1963年 シドニー・ポワチエ「野のユリ」

2002年 デンゼル・ワシントン「トレーニングレイ」

2005年 ジェイミー・フォックス「Ray」

2007年 フォレスト・ウィテカー「ラストキング・オブ・スコットランド」

主演女優賞

2002年 ハル・ベリー「チョコレート」

助演男優賞

1983年 ルイス・ゴセット・ジュニア「愛と青春の旅立ち」

1990年 デンゼル・ワシントン「グローリー」

1997年 キューバ・グッディング・ジュニア「ザ・エージェント」

2002年 モーガン・フリーマン「ミリオンダラー・ベイビー」

助演女優賞

1940年 ハッティ・マクダニエル「風と共に去りぬ」

1991年 ウーピー・ゴールドバーグ「ゴースト・ニューヨークの幻」

2007年 ジェニファー・ハドソン「ドリームガールズ」

2010年 モニーク「プレシャス」

2012年 オクタヴィア・スペンサー「ヘルプ」

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黒人俳優の活躍

デンゼル・ワシントンは、1995年「バーチュオシティ」で、ケリー・リンチとのキスシーンを断っています。1995年当時は黒人男性と白人女性のキスシーンは問題があったのでしょうか。かっこよく、世界的に知名度も高いハリウッドの俳優たちが、今現在も差別されているなんて、驚きでした。

academy
サミュエル・L・ジャクソン

「ダイ・ハード3」「スターウォーズ」

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モーガン・フリーマン

「ショーシャンクの空に」「ミリオンダラー・ベイビー」

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デンゼル・ワシントン

「フライト」

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ウィル・スミス

「幸せのちから」「アイアム・レジェンド」

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エディ・マーフィ

「ドリームガールズ」

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ジェイミー・フォックス

「Ray」「コラテラル」

誰もが知っている俳優さんですが、まだまだ素敵な俳優さんはいます。